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新聞記事の紹介

 

日刊工業新聞

http://www.nikkan.co.jp/genki-j/090511.html

 

夢の紫外線LEDを世界で初めて量産 [ナイトライド・セミコンダクター]

村本宜彦社長
村本宜彦社長
data
会社名 ナイトライド・セミコンダクター(株)
代表者 村本宜彦社長
業種 UV-LED製造業
所在地 徳島県鳴門市瀬戸町明神字板屋島115-7
電話 088-683-7750
 
開発成功は2社のみ

 電圧を加えると発光する半導体素子の一種である発光ダイオード(LED)は、光の3原色であるRGB(赤、緑、青)が青色LEDの開発で出揃い、市場が急速に拡大している。ナイトライド・セミコンダクターはさらに先を行き、青色LEDの市場規模を超えるとみられる紫外線LEDを開発、世界のトップを切って一部量産に入った注目企業だ。
 同社は青色LEDの開発者、中村修二氏の恩師である酒井士郎徳島大学工学部教授が開発した窒化ガリウム半導体を事業化するために設立した産学協同ベンチャー。米国の投資ファンド、カーライルグループが日本で初めて投資した企業でもある。
 紫外線LEDは青色LEDよりも波長が100ナノメートル(ナノは10億分の1)短く、RGB3原色をすべて出すことができるため、従来のLEDに取って代わることができる。また、白色発光に使えるため、次世代照明材料としても有望視されている。現在、紫外線LEDの開発に成功している企業は、世界でも同社と青色LEDを生産する日亜化学工業(徳島県阿南市、小川英治社長)の2社しかない。
2015年の蛍光灯代替狙う

 同社は01年1月に光の波長が350ナノメートルで、出力が0.1ミリワットの性能を備えた紫外線LEDを開発した。現在は鳴門工場(徳島県鳴門市)で、光の波長が355ナノメートル、360ナノメートル、365ナノメートル、370ナノメートル、375ナノメートルの五つの紫外線LEDのベアチップの量産に乗り出している。
 村本宜彦社長は「当面、紙幣の識別装置や樹脂硬化装置、光触媒と組み合わせた空気清浄機など向けに販売していく」方針だ。ただ、ベアチップだけでは大きな売り上げが見込めないことから、紙幣の識別装置向けにベアチップと偽札検知センサーを組み合わせたユニット製品を販売するとともに、医療やバイオ分野の応用製品開発も進めている。
 同社が事業の本命とにらんでいる白色照明については、中期的な課題として取り組む。LEDを利用した白色照明はポスト蛍光灯とみられ、開発に成功すれば大きな市場を開拓することができる。そのため、白色照明用LEDの開発に向けてメーカー各社がしのぎを削っている。現状では紫外線LEDや、RGBを組み合わせて白色を発光させるなど4通りの方法が考えられる。
 紫外線LEDが材料として優位な立場に立つためには、発光効率を一層改善することが必要だ。村本社長は「2010年には出力でも他の方法を超え、 2015年には白色LEDを使った照明を製品化したい」という。 同社の売上高はまだ3億円(08年3月期)に過ぎない。村本社長は「簡単にマーケットはできない。今が“生み”の苦しみの時期」と笑う。「これまで半導体の生産は大企業の領域で、個人やベンチャー企業が手がけることは見当はずれとみられていた。だからこそ、成功させたい」と意気込みを見せる。
紫外線発光ダイオード(LED)
紫外線発光ダイオード(LED)
One Point
開発レベルアップと用途開発が課題に

 ナイトライド・セミコンダクターの紫外線LEDを使った白色照明の開発は数年先になる。開発に成功すれば、青色LEDの波及効果を超える可能性があり、同社の製品開発動向が注目される。問題は夢の白色照明の市場が形成されるまで、どのように事業運営を進めるかだ。紫外線LEDの用途を幅広くみつけることができれば、その次には急成長の可能性を秘めている。
J-Net21掲載日:2009年05月11日

 

日刊工業新聞

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0120130124baaj.html

能美防災と徳島大、画像処理で煙検知するシステム開発

掲載日 2013年01月24日  
 能美防災と徳島大学は、画像処理技術による煙検知システムを共同開発し、発売した。監視カメラの画像から煙の発生と場所を検知して、管理者に伝達する。大きな火災になる前の煙の発生段階で検知できるため、特に火気を取り扱う工場・プラントなど火災リスクを伴う事業者向けを中心に販売する。価格は画像処理装置本体が546万円(監視用パソコンなどは別)で、年間100セットの販売を目指す。
 監視カメラを画像処理装置に同軸ケーブルで接続し、さらに装置と監視用パソコンを結ぶ。独自の煙検知ソフトにより、滞留する煙、流れる煙、拡散する煙など多様な発生を検出できる。煙を検出すると監視用パソコンを通じて映像と音響で管理者に知らせる。火災の早期発見や素早い初期対応が可能になるという。
 開発した画像処理技術は、画像の明るさの変化を検知し、変化の具合から煙の存在を確認する。すでに実地試験を通じてシステムの有効性を確認したという。

 

日刊工業新聞

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720150129eaai.html

 

徳島大、台車感覚で操作できるマルチコプター開発-荷物積載で浮上、押せば方向移動

掲載日 2015年01月29日  

開発したマルチコプター(徳島大提供)
 徳島大学工学部機械工学科の三輪昌史准教授は、物を載せたり、押したりと台車を扱う感覚で操作できるマルチコプター(複数回転翼の飛行ロボット)を開発した。荷物を載せると浮上し、目的の方向に押せば荷物を届ける。水上や土砂の上など車輪では難しい環境で、物を搬送する空中台車として提案する。
 高度を一定に保ったり、障害物回避などの自律飛行プログラムをマルチコプターに搭載した。横方向や上下に押すと押された方向に移動し、設定した距離や時間で止まるようプログラムを組んだ。直接機体を操縦せずに、誰でも直感的に操作できる。
 GPSで位置を制御すると数メートルの誤差があるため、要救助者が潮に流されるといた場合を想定し、搭載カメラを見て遠隔操作で微調整できるようにした。
 空中で静止させればテーブルのように使える。荷物を固定すれば、秒速5―6メートルの風速でも安定すると見込んでいる。実験では、約300グラムの荷物を運んだ。1年内に2キログラムの運搬を実現する計画。

 

研究に関係する資料

    JST発表: http://www.jstshingi.jp/abst/2014/shikoku-innov/program.html

      上記紹介PP: http://www.jstshingi.jp/abst/p/14/1476/shikoku-innov04.pdf

      研究者HP: http://me.me.tokushima-u.ac.jp/~miw/


 

 

 

 http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720120305eaad.html

徳島大、強酸使わずレアメタル3種を溶出できる技術

掲載日 2012年03月05日   Yahoo!ブックマークに登録  このエントリーを含むはてなブックマーク  livedoorクリップに追加  newsing it!  deliciousブックマークに追加
 徳島大学の薮谷智規准教授らの研究グループは、レアメタル(希少金属)を含む水溶液から樹脂を使ってレアメタルを回収する技術について、レアメタルを吸着した樹脂から、強酸を使わずに特定のレアメタルだけを溶け出させることに成功した。「ペルオキシ化合物」を使えば、バナジウム、モリブデン、タングステンだけを溶出することができる。レアメタルの低コストな回収法につながる可能性があるという。
 薮谷准教授らがオゾンや過酸化水素、過炭酸ナトリウムといったペルオキシ化合物を使って処理したところ、20種類以上の金属を含む溶液から、国家備蓄対象鉱種であるバナジウム、モリブデン、タングステンだけが溶け出した。
 キレート樹脂を使った回収率はそれぞれ93%、94%、66%。室温で10分程度で処理できる。ペルオキシ化合物は、キレート樹脂の分子構造を破壊しないので繰り返し使える。

 

 

 

日刊工業新聞 2014/10/21(火) 

http://www.nikkan.co.jp/newrls/rls20141021o-02.html

 

エルテス、徳島大学との共同研究によりロゴマークの自動認識の実用化に成功

2014年10月21日
株式会社エルテス

徳島大学との共同研究によりロゴマークの自動認識の実用化に成功
~ソーシャルメディア上でのリスク予防ソリューションのメニューがより充実~

 オンラインレピュテーションマネジメントサービス(ORM)を提供する株式会社エルテス(本社:東京都港区、代表取締役:菅原貴弘)は、徳島大学教授の北研二工学博士との共同研究により、Web上のロゴマークを自動認識する技術を実用化し、サービス提供を開始いたしました。

1.サービスの背景及び概要
 近年、スマートフォンの普及によりソーシャルメディアへの投稿がより容易になり、不適切な投稿等やその拡散より「炎上」と言われる事態が発生 し、企業活動に影響を与えることも少なくありません。エルテスではORMのメニューの1つとして、ソーシャルメディア上での不適切投稿や危険投稿 の監視サービスである“Webリスクホットライン”を提供しております。24時間365日有人監視でテキスト情報をベースに監視をしておりました が、本件により写真や動画上でのロゴデータを認識することで、最近増加している画像や動画による投稿も監視対象とすることが可能になります。本サービスの利点は以下のものを想定しております。
 ・ ロゴマークの不正使用の検出
 ・ テキストには出ていないがロゴマークが写った写真、動画投稿の検出

2.今後について
 本件サービス開始により初年度で約10社の受注を見込んでおります。さらに本技術を活用した新サービスの展開も計画しております。また本共同研究に留まらず、今後も各大学と進めている共同研究の実用化による付加価値の高いサービス提供により、クライアントのWebリスクマネジメントに貢献してまいります。

[会社概要]
社名:株式会社エルテス
代表者:代表取締役社長 菅原貴弘
所在地:東京都港区新橋五丁目14番10号
設立:2004年4月28日
資本金:9,975万円
主要株主:菅原貴弘、株式会社電通、株式会社NTTドコモベンチャーズ等

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